英会話を小学生から始めるとき注意すべき5つの点

2020/11/30

イングリッシュ 子供英語




「うちの子も英会話を小学生になったら始めさせようと思うけど、どんな学習法が良いのだろう?英会話教室や子供向けオンライン英会話、英語アプリとかあるみたいだけど、どれが一番効率的かな?」


英会話の勉強を小学校入学に備えて始めさせよう、もしくは小学生になったら、周りのお友達がすでに英会話に通っていて焦ってしまった、なんてママさんパパさんも多いのではないでしょうか。近年では英会話の低年齢化が進み、小学生からではすでに遅いなんて話しも聞かれますが、はたしてそうなのでしょうか。


この記事では、ますます国際化が進む世界で、将来、子供たちに役立つ英語の学習、英会話はどのように学ばせるべきか、「英会話を小学生から始めるとき注意すべき5つの点」と題して、解説していきます


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これから習わせたい習い事で英会話が小学生で第1位



小学生の5・6年生では英語が成績で評価される正式教科となり、これまで英語に慣れ親しむために取り入れられていた「聞く」「話す」のほかにも、「読む」「書く」が加えられることになりました。これからはこの4技能をバランスよく学ぶことが大切になってきます。さらには、この英語の4技能を重視する教育は小学校のみならず、中高、大学まで一貫した傾向となってきました。このような動向を受けてか、子供たちの習い事の人気度も変わってきたようです。


これまで小学生の習い事といえば、スイミングやピアノ、習字などに人気があつまっていましたが、最近の調査では、習い事のランキングで英会話は未就学児で第3位、小学生で第4位に入っています。さらには、これから習わせたい習い事のランキングで英会話は未就学児で第2位、小学生で第1位になりました。英会話の人気度がどれだけ上がっているかうかがえる結果となっていますね。ちなみに、約9割が習い事を始めたのは小学生以前と回答しており、もっとも多いのが3歳と4歳でした。そして、じつに8割以上が一つ以上の習い事をさせているということです。みなさん教育熱心ですね。


小学校で英語が正式教科になったことが影響しているのでしょうが、子供たちのあいだで、英会話は今もっともホットな習い事であるのは間違いないようです。では、その小学生からの英会話で注意すべきことについて見ていきます。

[出典]Interspace:「お子さんの習い事」に関する実態調査



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英会話を小学生から始めるときに注意すべきこと



英会話が小学生のあいだでブームになっている一方で、「英会話教室に通っていたのに、結局英語を話せるようにはなれなかった」とか、「小学生の頃は、英会話が楽しかったのに、中学、高校と進むにつれて、学校の英語の成績も伸びずに、いつしか英語が嫌いになってしまった」なんて声も聞きます。子供たちにとって、これは非常に残念なことです。


とは言っても、じつはこれは当然の結果でもあります。なぜなら、日本での英語に対する認識に、そもそもの「誤解」が隠されているからです。その誤解とは、本来、英語とはコミュニケーションのための道具であるものを、日本では長いこと英語とは学生たちを成績で評価するための物差しとされてきたからです。


自分の伝えたいことを英語で伝えるコミュニケーション能力や、会話のピンポンを楽しんだり、今、実際に使われている英語の言い回しを学ぶことよりも、教科として難しい語彙や用法、文法の理解に重きが置かれて、学生たちも自分の成績をあげるためにテクニックの習得に腐心してきました。これは、海外の実用的な英語学習の方法と比べても特異であり、その結果として、学校で何年も英語を勉強しても、いざとなると全く英会話ができない日本人という状況をつくり出してしまったのです。英語のネイティブの人たちでさえ、一生に一度使うかどうか分からない言い回しを日本人が学校で丸暗記しているのは、外国人から見たら滑稽にさえ見えるかもしれません。


たとえば、外国人が日本語を6年間も学校で勉強しているにもかかわらず、いざ日本人と会っても日本語が話せない、多少話せても明治時代のような古風な日本語だとしたら、私たちは日本人はどう思うでしょうか。これは学校では正しい発音を教えたり、今の生きた英語を教えることのできる英語経験の豊富な教師が極端に少ないために、どうしても語彙や文法などのテクニカルなもの、実用よりも知識としての英語を教えることしかできなかったのが原因にあります。


英会話を学んできた子供たちが、学校の教科としての英語にギャップを感じるのは、そういった違いからくるものです。この先は、小学生から大学まで英語の4技能が重視されるようになるようですから、このギャップが少しずつ埋まっていくことに期待したいとおもいます。


これらのことを踏まえて、英会話を小学生から始めるときに、注意すべき点はつぎのようにまとめられます。



・将来の実践的な英会話のためか?それとも学校の成績や検定、入試のためか?

・周りの小学生のはやりに流されて英会話を決めていないか?

・短期的な視野で英会話を考えていないか?

・本気の英会話なら物量作戦が正攻法

・本気の英会話は小学生からでも決して遅くはない



では、順番にこれらのことを解説していきます。




将来の実践的な英会話のためか?それとも成績や検定試験のためか?



英会話を子供が小学生になったら始めさせたいと考えているママさんパパさんは、まず何の目的で英語を学ばせるのかをはっきりとしておくことです。最初から英語の実用性はさておき、学校の成績や検定、入試のために英語を学ばせるのであれば、点数を上げるテクニックを教えてくれるスクールを選ぶべきでしょう。


そういったスクールや教室では、テスト問題の傾向やテクニックにくわしい日本人講師が教えています。よく、帰国子女の子供たちが英語が話せるのに、高学年になるにつれて学校の英語の成績が落ちてきてしまうのは、このテストの成績を上げるためのテクニックを学んでこなかったためです。


そうではなくて、自分の子には英語を実践的につかえるグローバルな人間に育って欲しい、できればバイリンガルになって欲しいというのであれば、外国人講師やバイリンガル講師がより実用的な英会話を教えるスクールを選ぶ必要があります。自然、こういった英会話スクールや教室では小学生から発音や会話、アウトプットを中心としたレッスンに重点が置かれています。


どちらを目的とするかで、英語の勉強方法が異なりますので、親のブレない方針が重要です。ここでひとつ見落としてはならないのが、成績目的の英語を学んできた子が、実用的な英語を使えるようになるためには長い時間を学び直さなければなりません(これは教科書英語で育った親の世代の私たちが共有できる体験でしょう)。しかし、実用英語やバイリンガルを目指してきた子が、テストの成績を上げるためには、単に追加的にテストのテクニックを学べば良いので、短期間で結果をだすことができることです


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周りの小学生の流行に流されて英会話を決めていないか?



「小学校に入学したら、周りの友達はすでに2・3年も前から習い事で英会話をやっていることを知り、出遅れ感いっぱいで、さっそく友達の通っている英語教室に入れた」なんて話をよく聞きます。私たち日本人は周りがやっていることをやっていなかったり、もっているものをもっていなかったりすると、なぜか不安になってしまいます。


流行を敏感に感じ取って周りと同じようにしていれば、安心して思考停止してしまいます。周りがやっているから正しいとは限らないのですが、何となくこれで安心という心理が働いてしまうのですね。


「月1~2万円を払って友達も通っている英語教室に通っているんだから、うちの子の英語はもう大丈夫だろう」と根拠のない安心感をもってしまうのです。このほかにも、有名な米国映画製作会社がプロデュースしている驚くほど高額なキッズ英語教材を買った親は、購入したことですでに安心してしまったりします。


小学生の英会話にお金をかけるのが悪いということではありません。そういった高額教材のなかには良質なものも数多くあるでしょう。しかしまた、英語の学び方には数多くの方法があり、お金をあまりかけることなく英会話を上達させられることができるのも事実です。ようはお金をかけたからといって安心することなく、親が子供の英語教育に関心をもち続けていることを子供に知ってもらうこと大切なのです。なぜなら、それが子供のモチベーションに大きく影響するからです。


高額な英会話教室に通っていることが、本来の目的ではなく、周りに見せるためのステータスづくりの手段になっていないか、いちど見直してみましょう。




短期的な視野で英会話を考えていないか?



言語をひとつマスターするには数年ではできません。ピアノにしても最低10年はかかりますよね。英会話にしても同じです。習い事として3歳から始めたにしても小学生から始めたにしても、小学校を卒業したら終わるものではなく、何かしらの方法でずっと続けていくべきものです。


大人になって実用的に英会話が使えるようになるためには、年齢が上がるにしたがって英語レベルもあげていかなければなりません。小学生時代の数年間の習い事として考えているのでは、将来的にはモノの役に立たないでしょう。僕などは今でも日本語を勉強中のつもりでいます。言葉は変化していくものですから、英語にしても生涯かけて学ぶものと考えるべきです。


短期的な視野で英会話を考えていると、中途半端に終わってしまい、お金も子供の努力も無駄になってしまいます。




本気の英会話なら物量作戦が正攻法


英会話の上達は、どれだけ英語に接しているかにかかっています。英語を聞く時間が長ければ長いほど、リスニングは上達しますし、アウトプットが多ければ多いほどスピーキングは上達します。残念ですが、このことに近道はありません


小学生の英会話教室は週1回のレッスン(月1~3万円ほど)が一般的ですが、この程度のレッスン回数では、英語に慣れ親しむ程度、または学校の授業の補習的なものにしかならないでしょう。


英会話は何と言っても物量作戦が正攻法です。理想的には、短い時間でも毎日レッスンを受けて、家庭内でも英語のビデオをみせたり、絵本を読み聞かせたりと、できるだけ英語に触れさせることが大切です。そして何よりも小学生の英会話では、英語が楽しいものだという印象を子供にもってもらえるかどうかが、その先の上達に大きく影響します。


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本気の英会話は小学生からでも決して遅くはない



冒頭でご紹介したリサーチでは、約9割が小学生になるまえに、すでに英会話を始めているという回答でしたが、だからといって英会話は小学生からでは遅いということはありません。学び始めの時期よりも、どれだけ英語に接しているかの方が、はるかに上達にかかわってきます。


英会話教室では小さい頃から習っている子供が多いので、小学高学年で初めて通ったりすると、おなじクラスの子供たちが、みんな年下で恥ずかしいなんてこともあります。大人なら大した問題ではないかもしれませんが、小学生の年齢だと、こういった小さなことが子供のやる気にも影響してきます。


その点、オンライン英会話なら何年生から始めても、自分の英語レベルから始められて、マンツーマンレッスンなので周りを気にしなくて大丈夫です。オンライン英会話なら小学生から始めても、英会話教室と同じ授業料でも週に3~5回のレッスンを受けることができますので、上達も期待できます


週5回の英会話レッスンを卒業まで続けたら、どれだけ上達できるかは容易に想像できるでしょう。その点、子供専門のオンライン英会話「GLOBAL CROWN」は、週5回のレッスンでも15,000円ほどです(24カ月プラン)。3歳から始められますが、小学生から始めても全く問題ありませんし、周りの子供を気にする心配もいりません。


このスクールの特徴はつぎのとおりです。



  • 先生の採用基準は子どもにモテる日英ネイティブレベルのバイリンガル講師のみ
  • キッズ専用なので子供の扱いにも慣れていて安心
  • レッスン中の親の付き添い不要。安心して先生にお任せできる
  • レッスンは専用アプリを開くだけ。パソコンやスカイプの面倒な設定不要
  • 聞く、話す、読む、書くの英語4技能を伸ばすカリキュラム
  • 英検対応のカリキュラム
  • レッスン終了後には先生から学習の進捗状況がメールで届く



バイリンガルの先生なので、英語が分からず困ったときや、英語の細かいニュアンスを日本語で教えてもらえるのが強みです。もちろん、英語オンリーのレッスンもリクエストすることができます。また、AIでの発音チェック、動画も使った子供が楽しみながら自習できる独自のアプリ教材も揃っているので、自習教材に悩む必要もありませんレッスンは週1回から5回まで予算に合わせてコースが選べます。


今なら無料体験レッスンが受けられます悩む前に、まずはお子さんに合うかどうか試してみてはいかがでしょうか。

≫ おうち英会話 GLOBAL CROWN の無料体験レッスン




まとめ:親がしっかりと目的意識をもって英語の学習方法を選んであげることが大事



今回は英会話を小学生が始めるときに注意する点ということでお話ししてきました。英会話は小学生からでも決して遅いということはありません。しかし、その先、上達できるかどうかは親がしっかりと目的意識をもって、どんな英会話の学習方法で学ばせるか、親がどれだけ関心をもって子供の学習をサポートしてあげられるかにかかってきます。


僕個人としては、せっかく英語を学ばせるのなら、将来、子供のために役立つ実用的な英語を学ばせるべきだと考えます。そして実際、僕は子供たちにそのようにしてきました。今、彼らは世界的な視野で自分たちの将来を考えています。彼らには全く国境という概念がないようです。


英語の習得には長い年月がかかりますが、英語は言葉の壁を取り払い、視野を広げ、多くの可能性を与えてくれるものです。子供たちにとって、きっと価値あるものとなるはずです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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