「海外在住の家族や友達に日本のモノを送りたいけど、何にしたらいいか分からない」
「こんど海外に住む友達に会いに行くから、何か喜ばれる日本のお土産を持っていきたい」
という人へ、海外在住28年のシロがばっちりお答えします。
旅行のついでに自分でもっていくなら、かさばらないもの、重たくないものがいいですよね。
せっかく選んで届けたのに、向こうでふつうに手に入るものだったら、これも残念ですし、日本から送るにしたって送料もかかりますから、ちゃんと相手に喜ばれるものを送りたいものです。
では、海外在住日本人が厳選した、もらって嬉しいおすすめの土産品を見てゆきましょう。
海外在住の日本人がもらって嬉しい日本のお土産って何?
まずは海外に住む日本人に嬉しいと思ってもらえる品物の選び方のコツをチェックしておきましょう。
住んでいる国によっては向こうで手に入るもの、手に入らないものが変わってきます。日本人の居住者が多い所では「日本マーケット」のような専門店やふつうのスーパーなどでも、ある程度のものは手に入れることができる国もあります。
①喜ばれる日本のお土産の選び方
基本的には、日本産のものを選びましょう。日本のメーカーでも海外の工場で生産されたものや、中国産、韓国産のものなら現地でも売られていることがあります。
そういった品物は、日本で売られているものより品質が落ちる二流品であることが多いですが、海外在住者はそれでも日本の品物の代替品ということで消費しています(それでも日本で買うより値段が高いものが多いです)。
せっかく、お土産で届けるのですから、日本産の品物を選びましょう。
とくに喜ばれるのは、いつでも見かける市販品ではなく、限定品や高級品、最新商品など、ちょっとした贅沢品です。なぜなら、そういった品物はまず海外では手に入らないからです。
②日本のお土産の届け方
日本のお土産を届けるには、つぎのような方法があります。
【旅行時に自分で持っていく】
手荷物の重量には制限がありますから、かさばらず、軽いものを選ぶことになります。とくに注意が必要なのは液体やペースト状のものです。機内持ち込みや預け入れ手荷物にも制限がありますので、購入前によく調べておいてください。
【航空便・EMS・船便で郵送する】
航空便は郵便料金が高いので、やはり軽いものを選ぶことになります。液体品についても制限がありますので注意してください。
比較的に制限が少ないのが船便です。重量や容量もそれほど気にしなくてすみます。
ただし、送り先の国によっては数カ月かかることがありますので、腐らないもの、日持ちのするものを選ぶ必要があります。
【旅行する知人に託す】
飛行機の手荷物制限に合わせるのはもちろんのこと、依頼をするときは十分に時間の余裕をもって依頼するようにしましょう。出発ギリギリに依頼するのはマナーのうえからもよくありません。
手荷物重量が規定範囲内になるように調整して、手荷物の荷造りをやっと終えたところで、かさばるものや重たいものを依頼されると、ほんとうに困るものです。
③日本のお土産を選ぶとき注意すべきこと
郵送の場合には、相手国の検疫に引っかかるもの、医薬品、関税のかかるものは避けるべきです。お土産を送って、相手に余計な迷惑をかけることになっては本末転倒です。
なるべくなら、日持ちのするもの、長いあいだ使えるもの・味わえるものがよいでしょう。相手がその品物を使うたび・食べるたびに、遠い故郷の日本を感じ、あなたの顔を思い出して感謝してくれるはずです。
海外在住の日本人がもらって嬉しい日本のおすすめ食品
何といっても、海外にあるものでなかなか代替できないのが日本食です。もしかしたら、海外に住んでいる日本人がいちばん懐かしむのは日本食かもしれません。
それぞれの人にソールフードがありますから、一概には言えませんが、ここで選んだものは大抵の日本人には喜ばれるはずです。
①日本の調味料
自炊できる設備がある人なら、現地で入手できるもので週に一度でも和食(風)の食事をしたくなるでしょう。そんなとき、日本からの本物の調味料はありがたいものです。
- 高級生醤油(海外ではアメリカ産キッコーマンが出回っています)
- かつおだし、昆布だし、顆粒鶏がらスープ
- みそ
- そばつゆ
- ゆずポン酢(海外ではアメリカ産が出回っています)
- 七味唐辛子(海外では中国産が出回っています)
- 山椒の粉(ジャパニーズペッパー、これだけでにっぽんの味です)
- ラー油
- チューブわさび
- チューブ和からし
- チューブ青じそ
- 柚子ごしょう
- 塩麹
- とんかつソース(地元のとんかつ屋のものなら、なおヨシ)
- お好み焼きソース(これも地元のものなら、なおヨシ)
- 創味シャンタン(ウェイパー)
②日本のお茶
海外でも、自宅で和食をつくって食べ終わったら、やはり日本のお茶が飲みたくなりますね。
最近はグリーンティーが海外でも人気になってきましたから、スーパーや健康食品店などでも手に入りますが、やはり日本のものとは品質がぜんぜん違います。日本茶は現地でのお客さんのおもてなしにも使えて喜ばれます。
- 高級煎茶(グリーンティーは海外でも売っていますが、品質が全然劣ります)
- 抹茶
- 玄米茶
- ほうじ茶
- 麦茶
③日本の麺類
世界で日本人ほど麺好きな国民はいないのではないでしょうか。麺類は日本オリジナルなものが多いため、海外ではなかなか手に入りません。自宅で作ったり、現地で入手できるものを代替品として使ったりしますが、やはり日本産のものは一段も二段も味が違います。
- そば
- そうめん
- うどん
- インスタント麺(半生仕立てや生めん乾燥のものは海外で入手困難)
④日本の乾物
乾物は和食をつくるときの味付けになりますし、ちょっと一品付け足しというときに便利です。日持ちもしますので、海外在住者なら、いただくとありがたいものです。
- 昆布
- かつお節・削り節
- 日本産の海苔(海外では韓国産・中国産のものが出回っています)
- 乾燥ワカメ(海外では韓国産・中国産が多いです)
- フリーズドライ食品(手軽に日本の味を楽しめます)
- ふりかけ(子どもに人気です)
- お茶漬け(一品付け足しのすまし汁に応用できます)
- カレールー(日本人のソールフード)
- シチュールー
- 明太子パスタソース(生たらこ・明太子は、ほぼ海外入手不可)
- ゆかり梅入り(これだけで、ご飯が和食に早変わり)
- もち米(たまには赤飯、おこわが食べたくなります)
- 高級米(コシヒカリなど、ふだんはカリフォルニア米など現地米で代用しています
- 柿の種(お父さんのおつまみに)
- あずき(赤飯やあんこを作るときに)
- 梅干し(海外入手困難、とくに紀州産など高級梅干し)
海外在住の日本人がもらって嬉しい日本のおすすめ日用品
海外では、さまざまなキッチン用品やケア用品、グッズが売られていますが、どうしても日本の品質より劣るもの、使い勝手が悪いものが多いです。そういうときには、ものづくり国家の日本のスゴさが身に染みます。
①日本のキッチン用品
- サランラップ(外国のものは分厚くて、着きが悪い)
- すり鉢とすりこ木(100円ショップの小さなものでOK)
- 菜箸
- はし
- まきす(ホームパーティー用に)
- しゃもじ(意外と海外では見つからない。ご飯がつかない加工のもの)
- 卵焼きフライパン(厚焼き玉子はお客さんのおもてなしでも喜ばれます)
- 保温弁当箱(海外ではタッパしかありません。ちょっと重いのが難点ですね)
- 番外:日本包丁と砥石(僕は日本から持参しましたが、料理好きのお友達に)
②日本のケア用品
- 爪切り(海外のものは切れ味が悪い、爪が割れる、飛び散る)
- ハサミ(やはり刃物は日本刀をつくった日本が世界一。ハサミでも切れ味が違います)
- リップクリーム(乾燥気候の地域に住んでいるお友達に喜ばれます)
- キンカン・ムヒ(海外には虫刺されグッズがあまりありません。熱帯地域のお友達に)
- 正露丸(ちょっとした水あたり、食あたりに昔ながらのこの一粒)
- 目薬(日本は目薬王国、パソコンで仕事をするお友達に)
③日本の雑貨
- ボールペン・シャープペン(世界に誇る日本のペン、書き味が全然違います)
- すべり止め付き軍手(庭仕事、掃除に便利ですが、海外にはありません)
- 日本の雑誌(紙で見る日本の情報は心が和みます。多少古くてもOKです)
海外在住者が、もらってもあまり嬉しくない日本のお土産
現地でもスーパーで売っているようなものや、あまりにも安くて質の低い品物は、お土産にはあまり適さないでしょう(日本でもおなじですよね)。
- 駄菓子・スナック菓子(悪くはないですが、すぐになくなって、有難味が薄いです)
- 安いインスタントラーメン(海外でも現地産を含めて、いっぱい出回っています)
- ふつうの醤油・ダシ・みそ(高めですがアメリカ産や現地産のものが売っています)
- 生菓子(日持ちがしないので、早く食べないといけないのでプレッシャーになります)
- ふつうの洋菓子(海外の方が美味しい場合があります。日本の特別品は別ですが)
- チョコ(海外は甘めのものが多いですが、カカオ含有率の高い高級チョコもあります)
- 日本産でないもの(いただいても喜び度が下がります)
まとめ:とはいっても基本、何でもウェルカムです
もらってあまり嬉しくないものまで書きましたが、これにはもちろん個人差がありますので、あくまで参考までとしてくださいね。
ですが、海外の家族やお友達も日本のものであれば、基本的には何でもウェルカムだと思います。海外に住んでいると、日本のものならどんなにちょっとしたものでも、いただくと幸せな気分になるものです。
それでは、皆さんも海外で孤軍奮闘している家族やお友達に、日本のすてきなお土産を届けて、いっときでも遠い故郷に思いを馳せてもらってはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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