オンライン英会話で子供にネイティブ先生は最適?【比較検討してみた】

2020/12/03

イングリッシュ 子供英語



こんにちは、このブログの運営者シロです。


子供たちの習い事として英会話が注目されるようになり、「うちの子もそろそろオンライン英会話を始めさせよう」なんて考えているママさんパパさんも多いはず。そこでまず悩まされるのがスクール選びですね。まず最初に思うのが、「やっぱり、キレイな発音で教えるネイティブの先生に、はじめから習わせた方がいいのだろうか?」ということかもしれません。たしかにネイティブ講師に英会話を学べば、子供たちにもさまざまなメリットがありそうです。


一方で、オンライン英会話ではネイティブ講師のほかにも、フィリピン人やバイリンガルの講師を採用しているスクールもあります。そういった講師のレッスンはネイティブ講師と比べると、実際どうなんでしょう?


この記事では、オンライン英会話で子供たちにネイティブの講師をつけるのが、本当に最適なのかどうかを僕シロの独自の視点から検討していきます


この記事は3分で読めます。





オンライン英会話で子供にネイティブ先生をつけるのが最適か比較検討



それではさっそくですがオンライン英会話で子供にネイティブ先生をつけることが最適なのかについて比較検討してみます。まず、英会話の講師にはネイティブ、フィリピン人、バイリンガル、非ネイティブ外国人、日本人がありますが、非ネイティブ外国人と日本人の講師については子供向けオンライン英会話では少数派なので今回の比較には含めないことにしました。ここでは、子供のための英会話レッスンで重要なポイントと考えられる6つの側面から比較検討していきます。




【レッスン料金で比較】


ネイティブ→ △ 高い

フィリピン人→ ◎ 安い

バイリンガル→ ○ 中程度



オンライン英会話ではネイティブ講師の場合は1レッスン当たり、およそ2,000円、フィリピン人講師で500円、バイリンガル講師で1,000円ほどです(スクールやプランによって上下します)。通学型の英会話スクールでネイティブ講師からマンツーマンのレッスンを受けると1レッスン5,000円はかかります。


ネイティブの講師たちは一般的に物価の高い先進国に居住しているため、人件費も高くなります。オンライン英会話でもっとも多いのがフィリピン人講師ですが、フィリピンの平均賃金は約32,000円、日本の賃金の1/9、米国の1/12(2020.12.03 nembeo調べ)ですので、価格競争の観点からいえば、これは当然の動向と言えるでしょう。バイリンガル講師は日本や先進国に居住しているものの、大学生を多く採用しているためにネイティブ講師よりは価格が抑えられているものと考えられます。




【発音で比較】


ネイティブ→ ◎ 完璧

フィリピン人→ ○ 講師による

バイリンガル→ ○+ ほぼ完璧



発音についてはネイティブ講師に文句のつけどころはないでしょう。ただし、ネイティブと言っても統一された英語の発音があるわけではありません。イギリス、アメリカ、オーストラリアでは発音が異なりますし、おなじ国の中でも地域が変われば発音が変わることがあります。


フィリピンではアメリカ英語が使われています。ほとんどのフィリピン人講師は学歴も高く綺麗なアメリカ英語を発音しますが、スクールの採用基準によっては、なかにはフィリピン訛りの強い英語を話す講師もいるようです。


バイリンガル講師はどの国で暮らしてきたかによって発音は異なりますが、ほぼネイティブに近い発音でのレッスンが受けられ、子供がどうしても理解できないときには日本語によるアドバイスも受けられます。




【語彙や言い回しで比較】


ネイティブ→ ◎ 完璧、生きた英語、言い回しに豊富な知識

フィリピン人→ ○ 講師によっては少々時代遅れの英語の場合もあり

バイリンガル→ ○+ ほぼ完璧



ネイティブ講師は語彙も豊富で、今、英語社会で実際に使われている生きた英語、イディオム、言い回しにも精通しています


フィリピン人講師では、アップデートしていない講師の場合、少々時代遅れの英語を使う場合がありますが、それが不都合となるのは英会話が上級者レベルになってからの話で、子供のための英会話では問題ありません。バイリンガル講師は英語圏での居住経験があるか、現在も暮らしているため、ほぼネイティブレベルで生きた英語の知識をもっています。




【教え方で比較】


ネイティブ→ ○ 講師による(子ども専門とは限らない)

フィリピン人→  教え方では評判が良い、大抵が高学歴

バイリンガル→  教え方では評判が良い、大抵が高学歴



ネイティブだからといって、子供に英語を教えるのが上手いとは限りません。子供への教え方が上手いかどうかは講師次第と言えます。ネイティブの場合はネイティブということで学歴不問で採用されるケースも多いですが、フィリピン人講師やバイリンガル講師の場合は、ほとんどの場合が高学歴者で英語を自ら学んできた経験をもっており、アカデミックな知識があります。子供への教え方を教育されてきた講師も多いので、この点では有利です。




【日本語対応で比較】


ネイティブ→  ほとんど日本語に対応できない

フィリピン人→  ほとんど日本語に対応できない

バイリンガル→  日本語対応100%



ネイティブ講師やフィリピン人講師のなかには、カタコトの日本語を話せる人もいますが、まず日本語の対応は期待できません。バイリンガル講師の場合は、日本人か日本人並みに日本語を話せる講師ですので、始めたばかりの子供たち、英語が分からなくて困ったときなど、日本語対応で解決してもらえます。




【子どもウケで比較】


ネイティブ→  講師による(子ども専門とは限らない)

フィリピン人→  国柄で子供に慣れている

バイリンガル→  子供専門スクールなら子供に慣れている



ネイティブ講師の場合、子供の中には、欧米人はアジア人とは異なる雰囲気をもっているためか、怖がったり、なじめない子もいるようです。もちろん、ネイティブでも子供の扱いが上手い人は多くいますが、講師次第ということになるでしょう


フィリピンは数百年スペインの統治下におかれたため、ラテン文化が浸透しています。陽気な国民性と大家族、子供や老人を大切にする文化をもっており、子供の扱いに慣れています。フィリピン人は明るくて笑顔が絶えないので子供に受けがいいようです。バイリンガル講師は、当然ながら日本人慣れしており、ほとんどが子供専門のオンラインスクールなので子供たちの扱いにも慣れています。




【通信環境で比較】


ネイティブ→  問題なし

フィリピン人→  インフラに難がある地域あり

バイリンガル→  問題なし



オンライン英会話で重要となるのが、インターネットの通信環境です。回線が悪いと、画像が途切れたり、先生の声がこもって聞こえたり、レッスンが受けづらくなります。ネイティブ講師たちは、ほとんどが先進国に在住しているので、インフラもしっかりしており、この点は問題ありません。


フィリピンの場合は、地方によってはいまだにインターネットの回線が不安定になったり、予告なく停電することがありますので、そんな時はレッスンがキャンセルされたり、ほかの先生に振り替えられることになります。バイリンガル講師は、ほとんどが日本か他の先進国に住んでいるので、通信環境は問題ありません。



これらの比較をまとめるとつぎのようになります。




このように見ると、それぞれに一長一短があり、一概にネイティブの講師が、子供たちの英会話学習にもっとも適しているとは言えないようです。




ネイティブ講師が子供に向いているとは限らない



日本人だからと言って、誰でも日本語を教えるのが上手いとは限らないのと同じで、ネイティブであることと、英語を教えるのが上手いこととは関係がありません。ましてや、それが子供となると言語を教える能力のうえに子供を上手に扱う能力が求められますので、更に難易度は高くなります。僕もイギリス人やフィリピン人などに逆に日本語を教えていたことがありますが、やはり骨の折れる仕事です。知っていることと教えることは全く異なる能力です。


とくに子供に英語を教えるとなれば、まず子供が好きであること、根気強く教えられること、児童心理を理解していることなど、さまざまなスキルが求められます。また、子供の年齢ごとに対応を変えていかなければなりません。これらのスキルをすべてのネイティブ講師がもっているとは言い切れないのです。




ネイティブ講師は料金が高いので英会話のレッスン回数が制限されてしまう



言語の習得が上手くいくかを左右するもっとも大きな要因は、どれだけ学習に取り組む時間を多くとれるかであり、どれだけその言語に触れる時間を増やせるかです。子供のオンライン英会話でも、僕が推奨しているのは最低で週に3回、できれば5回以上のレッスンです。レッスン料金の高いネイティブ講師の場合は、この点で不利な立場にあります。


子供のために十分なレッスン回数を確保しようとすると、出費がたいへん大きくなってしまいます(週5回なら月額40,000円ほど)。かといって週に1回のレッスンではお遊び程度のものでしかなく、周りに見せるステータスにはなるかも知れませんが、はっきりいって子供の英会話の上達は望めないでしょう。




子供のオンライン英会話なら子供専門のスクールにするべき理由



ここまで、さまざまな観点からネイティブ講師とその他の講師とを比較検討してきました。ネイティブ講師のレッスンを受けることでの最も大きなメリットは、その発音と語彙の豊富さ、言い回しやイディオムに長けているところでしょう。しかし、これらのことは幼児や子供の英会話の学習に取ってはもっとも重視されるところではありません。


通常はオンライン英会話のレッスンはカリキュラムに則って教材が使われます。子供たちが学ぶのは、その教材のなかで覚えるべき語彙であり、その子供のレベルに合った言い回しやイディオムですから、もとからネイティブの大人レベルの語彙やイディオムは必要ないのです。フリートークにしても、子供との会話ですから、講師にそれほど高度な英語力が求められるわけではありません。


それ以上に、子供の英会話で講師たちに求められるのは「子供の年齢と英語レベルに合った教え方」を熟知していることであり、「子供が分からないときには、ゆっくり丁寧に教える根気強さ」であり、そしても外すことができないのが「子供にやる気を起こさせる楽しいレッスン」と「子供にウケるキャラクター」です。笑顔も笑いもなく、子供の理解を無視して淡々と進められるレッスンでは、子供たちの英語に対する印象はガタ落ちし、英会話を長く続けることは難しいでしょう。


そのためには、やはり子供専門のスクールであることが第一条件ではないでしょうか。


子供専門のオンライン英会話「GLOBAL CROWN」は、講師全員が英語も日本語もネイティブレベルのバイリンガルです。バイリンガルの人たちはふたつの言語を習得した自己の経験から、子供たちの英語を教えることができます。当然ながら、日本の文化的背景も熟知しており、子供たちにも早く親近感をもってもらうことができます。バイリンガルでありながら、ほとんどの講師が日本の有名大学生なので、アカデミックな思考力をもっており、キッズ専門なのですべての講師が子供の扱いにも慣れていて安心です。バイリンガルの先生なので、英語が分からず困ったときや、英語の細かいニュアンスを日本語で教えてもらえるのが強みです。もちろん、英語オンリーのレッスンもリクエストすることができます。


今なら無料体験レッスンが受けられます。悩む前に、まずはお子さんに合うかどうか試してみるのが良いでしょう


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まとめ:ネイティブがベストという考えは改めましょう



英会話の学習者のなかには、いまだにネイティブ信仰のようなものがあります。たしかに、彼らの発音や豊富な英語知識は学習者にとって大きなメリットとなります。しかし、それらのメリットが生かされるのは英会話が中上級レベルになってからの話です。


英会話初心者の子供にとって英語は未知の言語であり、なぜ学ばなければならないのか、その必要性も理解できません。また、子供は楽しいものなら飛びついてでも知識を得ようとします。ですから、英語を話すはじめての人、つまり英会話の先生は子供たちのその後の英語の学習に大きく影響を与えるはずです。


まずは、子供たちに「英語は楽しい」と感じてもらうのが第一歩ですので、そのことに主眼をおいてオンライン英会話のスクール選びをするのが肝心だと言えるでしょう。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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