無料で読める英語絵本サイト21選|バイリンガル教育の読み聞かせに最適!

2020/11/20

イングリッシュ 子供英語



バイリンガル教育では英語絵本の読み聞かせが大切だってことは分かってるけど、値段が張るものも多いし、そんなに何冊も買ってあげられない。近隣の図書館にも英語絵本はあまり置いていないし、なんかいい方法はないかな?


こんな悩みを抱えているバイリンガル教育に熱心なママさんパパさんに、無料で英語絵本が読める海外サイトを僕シロが独断で厳選してご紹介します。今回は21の海外教育サイトを選びました。


掲載されている絵本の総数は数万冊以上。プロが読み上げた音源がついている絵本もありますので、お子さんに読み聞かせの時の発音や抑揚の勉強にもなりますョ。録音してかけ流しにも使えます。


この記事は3分で読めます。読めば数十万円分、得しちゃうかも知れませんョ。




完全無料で読める海外の英語絵本サイト21選|バイリンガル教育の読み聞かせに最適!



子供のバイリンガル教育には英語絵本の多読がよいと言われるようになって久しいですが、絵本ってけっこう高いですよね。一冊でも千円前後、多読で素晴らしい効果があるとされるオックスフォードリーディングツリーなどは全シリーズ揃えようと思ったら、20万円以上です。ササッと買える値段ではありません。


でも、ご安心ください。海外には子供たちの英語教育のために絵本を提供する非営利団体や有志のサイト、作品の一部を無料で提供している営利企業のサイトなど、無料で英語絵本が読めるサイトが数多くあります。大ざっぱに分けて、つぎのようなサイトに分けられます。



・すでに著作権が失効した絵本を無料公開しているサイト

・販売品の一部をお試し的に無料で提供しているサイト

・個人が作成した絵本を無料公開しているサイト

・絵本を読み上げて動画として無料提供しているサイト

・公的機関の蔵書が公開されているサイト



などなどです。

使い方には、つぎのようなものがあります。



・無料登録すると絵本が読めるようになるもの。

・ブラウザから直接、バーチャル絵本として読めるもの。

・PDFファイルでダウンロードして読めるもの。

・ブラウザでブログ形式で画像とテキストが交互にでてきて読めるもの。

・YouTubeなどの動画で、絵本の画像と共にプロの朗読を聴けるもの。

・印刷可能なものと不可なものがあります(スクショで印刷という手も!でも自己責任で)。


それでは、数も多いので、さっそく始めましょう!



1. オックスフォード・オウル(Oxford OWL)|ORTを含めて160冊の英語絵本が無料!



オックスフォード・オウル


オックスフォード大学出版局が運営しているサイトです。英語絵本の読み聞かせに大人気の、あのオックスフォードリーディングツリーのシリーズも読むことができて、総数160冊と豊富に揃っています。名前とメールアドレスの無料登録が必要ですが、これは迷わず登録でしょう。


年齢別、ジャンル別、シリーズ別に検索できたり、しおり機能、ホワイトボード機能もついています。オーディオボタンを押せば朗読音声も聴くことができますので、発音や抑揚のついた魅力的な読み方の勉強にもなります。




2. フリー・チルドレン・ストーリーズ(Freechildrenstories.com)|オリジナルな英語絵本を画像と動画で紹介



フリー・チルドレン・ストーリーズ


2008年に設立されたフリー・チルドレン・ストーリーズは、子どもたちの成長が第一というシンプルな原則に基づいて運営されています。その使命は世界中の子供たちに価値あるストーリーテリングを提供すること。


フリー・チルドレン・ストーリーズではオリジナルな英語絵本が70冊ほど読むことができます。年齢別、韻を踏んだ詩文などに分けられて紹介されています。画像とテキストになっているものや、音声付き動画にテキストが付いているものなどがあります。




3. マジック・ブロックス(Magic Blox!)|バイリンガル教育に役立つ英語絵本の受賞作品



マジック・ブロックス


世界中の出版社や受賞児童書を集めたオンラインブックライブラリーです。総数約1,000冊。毎週新しい絵本が追加されており、簡単なメール登録で14日間無料で英語の絵本を読むことができます。気に入った方は、月々5ドル(年間払いだと38ドル)ですべての本を読むことができます。




4. モンキー・ペン(Monkey Pen)|子供の顔入りパーソナライズ絵本がオーダーメイドできる



モンキー・ペン


「1万冊の無料児童書プロジェクト」に取り組んでいるモンキーペン。その運営は自分の顔が英語絵本にでてくるパーソナライズ絵本を販売することで賄われています。現在のところPDFで50冊の英語絵本が読むことができます(1万冊に届くにはまだ努力が足りないようです)。


あなたのお子さんが絵本の中に登場するパーソナライズ絵本に興味があったら、こちらのリンクをどうぞ。お子さんのサプライズの贈り物に良いかもしれませんね。値段は£35から(送料別)。




5. ストーリー・ジャンパー(Story Jumper)|130冊以上のオリジナル英語絵本



ストーリー・ジャンパー


英語絵本の自己作成と公開をサポートしているストーリー・ジャンパーのサイトでは、世界中のさまざまな人たちが作成した英語絵本を無料で読むことができます(PDFダウンロードする場合は有料)。130冊以上を公開しています。ブラウザ上で絵本をめくるようにして読むことができます。




6. ストーリー・ノリー(Storynory)|プロの俳優たちの朗読が聴けて、バイリンガル教育に最適



ストーリー・ノリー


ストーリー・ノリーは2005年に設立させた無料でオーディオストーリーが聴けるサイトです。オリジナル作品、グリムやアンデルセンなどのクラッシック童話、著者別などに整理させています。ブラウザ上で画像とテキストが交互に配置されたブログ形式で英語絵本を読むことができます。


タイトル下にはオーディオバーがついていますので、オーディオストーリーを聴くことができます。プロの俳優の朗読でクラッシック童話を聴いてみてはいかがでしょうか。何冊か録音して、かけ流しで聴くのもアリです。サイト上の絵本の総数は600冊以上。




7. インターナショナル・チルドレンズ・デジタル・ライブラリー(International Children's Digital Library)|ICDL財団の蔵書数は5000冊



インターナショナル・チルドレンズ・デジタル・ライブラリー


インターナショナル・チルドレンズ・デジタル・ライブラリー財団によって運営されているこのサイトの目標は世界中の優れた歴史的、現代的な書籍コレクションを構築して、本を入手することが難しい子供たちにも世界の多様な文化に触れてもらうことです。 


最終的には、すべての子どもたちが世界の児童文学の豊かさを知り、鑑賞できるように、世界の書籍を紹介することを目指しており、その蔵書数は5,000冊に届こうとしています


ブラウザを使って、そのまま英語絵本を読むことができます。蔵書数が多いため、キーワード検索、国別や著者別、イラストレーター別、受賞作品など、さまざまな方法で英語絵本を検索することができるようになっています。お子さんの気に入る絵本がきっと見つかりますョ。




8. ライブラリー・オブ・コングレス(LIBRARY Of Congress)|米国議会図書館の蔵書が無料で見れる



ライブラリー・オブ・コングレス


米国の議会図書館は世界最大の図書館であり、数百万冊の書籍その他を所蔵しています。図書館は米国議会の主要な研究部門であり、米国著作権局の本拠地でもあります。


図書館は、豊かで多様性に富み、永続的な知識の源泉を保存しつつ、知的で創造的な努力に励むすべての人にアクセスを提供しています。ワシントンD.C.にある議会図書館を訪問しているように、どこにいてもオンラインで図書館を探索することができます。


ストーリーブック(story books)120冊、絵本(picture books)13,200冊、児童書(children books)15,000冊、童話(fairy tales)5,700冊などが、検索すると見つけられます。




9. オープン・ライブラリー(OPEN Library)|一生かかっても読み切れない圧倒させる蔵書数



オープン・ライブラリー


オープン・ライブラリーは非営利団体インターネット・アーカイブの一部門で、100万冊以上の本のコレクションを所蔵しており、クラッシック本から新書まで22,000冊以上の子供向けの本に無料でアクセスできます。蔵書は常に更新されています。


「オープン・ライブラリーの究極の目標は、人類が出版したすべての作品を世界中の誰もが利用できるようにすること」だそうです。素晴らしいですね。大人の読める洋書も一生かかっても読み切れないほど揃っています。利用には無料の会員登録が必要です。




10. ハイライツ・キッズ(Highlights Kids)|バイリンガル育児のためのトピックスが豊富



ハイライツ・キッズ


ハイライツ・キッズは絵本というよりも、子供たちのアクティビティやジョーク、ゲーム、科学知識などのトピックを短くて分かりやすい文章と魅力的なイラストで提供してくれています。




11. ブック・トラスト(Book Trust)|バイリンガルキッズにも大人気の知育素材あり



ブック・トラスト


ブック・トラストはイギリス最大の子供の読書を奨励するための慈善団体です。子供たちに本を読んでもらうことに専心しており、毎年、英国中の390万人の子どもたちに、本や教育素材、読書への愛を育むためのサポートを提供している団体です。英語絵本や朗読ビデオ、ゲーム、プリントできる英語教育素材などがあります。




12. プロジェクト・グーテンバーグ(Project Gutenberg)|eBook発祥の老舗サイト


プロジェクト・グーテンバーグ


プロジェクト・グーテンバーグは、無料の電子書籍オンライン図書館です。プロジェクト・グーテンバーグは、無料の電子書籍、つまりeBookを最初に提供した団体です。創設者であるマイケル・ハートは、1971年に電子書籍を発明し、彼の記憶は今日も電子書籍と関連コンテンツの創造にインスピレーションを与え続けています。クラッシックな英語絵本の挿絵は落ち着いていて素敵です。所蔵60,000冊。




13. チルドレンズ・ストーリーブックス・オンライン(Children's storybooks online)|オーストラリアで有名な教育サイト



チルドレンズ・ストーリーブックス・オンライン 


1996年に立ち上げられたチルドレンズ・ストーリーブックス・オンラインはオーストラリアのウェブマスター・プロジェクトによって「世界で最も優れた教育サイト」の一つに選ばれたこともある優良サイトです。「ヤングチルドレン」「オールダーチルドレン」「ヤングアダルト」など対象年齢別に分けられています。 




14. ネリー・エッジ(Nellie Edge)|バイリンガル教育のプロが提供する知育素材と幼児向け英語絵本


ネリー・エッジ


作家であり、幼稚園教諭でもあるネリー・エッジはバイリンガル幼稚園で教鞭をとる中で、伝統的なスペイン語と英語のフォークソングを通して、言語能力と識字能力を伸ばす力を発見しました。すべての子どもたちのために、読み聞かせの学習を成功させたいという彼女の願いが、このサイトの立ち上げには込められています。


バイリンガル幼児向けの塗り絵にも使える白黒の英語絵本がPDF形式でダウンロードできます。その他にもバイリンガル教育のための知育素材や教え方のビデオなど提供されています。バイリンガル教育に経験豊富なネリー・エッジが提供するコンテンツは、まさにバイリンガル教育を進めているママパパのためのサイトです。




15. ストーリー・プレース(Story Place)|バイリンガルキッズのための動く英語絵本



ストーリー・プレース


ストーリー・プレースは、図書館に行って楽しめる活動を子供たちにバーチャルな体験を通じて味わってもらうために生まれました。2000年に開始されたストーリー・プレースは、パソコンやスマホでもお気に入りの物語や活動を楽しめるように新しくデザインされ、ノースカロライナ州立図書館の協力を得て運営されています。ブラウザ上で動く英語絵本が音声付きで楽しめます。




16. ストーリー・ベリーズ(Story berries)|ショートストーリーだから繰り返し読める


ストーリー・ベリーズ


ストーリー・ベリーズは子供のための高品質な物語やコミック、童話、ポエムに気軽に触れることができる無料媒体を創設するという目的で2015年に立ち上げられました。ブラウザからブログ形式でショートストーリーを読むことができます。就寝前の読み聞かせにどうぞ。フォニックスブックもあります。




17. チルドレンズ・ブックス・オンライン(Children's Books Online)|ボランティアによって運営されているクラッシック英語絵本のサイト


チルドレンズ・ブックス・オンライン


1996年に設立されたチルドレンズ・ブックス・オンラインはボランティアによって運営されています。「音声付きの絵本」「幼児向け」「初級読者」「中級読者」「上級読者」「大人向け」などのカテゴリーに分けられています。クラッシックな英語絵本をブラウザでそのまま読むことができます。絵本の画面下に「日本語」ボタンがある絵本は、クリックすると、日本語の翻訳を別画面で見ることができます。




18. チルドレンズ・ブックス・フォーエバー(Children's Books Forever)|数は少ないけど使い勝手は最高



チルドレンズ・ブックス・フォーエバー


チルドレンズ・ブックス・フォーエバーは、まだ本の数は少ないですが、絵本の画面をクリックするだけでPDFがダウンロードできるというシンプルで使い勝手がよいサイトです。英語以外にも11カ国語の絵本を読むことができます。日本語の絵本もありますョ。




19. メニー・ブックス(Manybooks)|バイリンガルキッズだけでなく大人にも嬉しい豊富なジャンル


メニー・ブックス


メニー・ブックスは、インターネット上でデジタル書籍を豊富に揃えたライブラリーを無料で提供するというビジョンのもと、2004年に設立されました。初期の電子書籍の多くはプロジェクト・グーテンバーグのアーカイブからのものだったので、今でもこのサイトでは多くの古典を見つけることができます。


その後は、メニー・ブックスは自費出版の作家が自分の作品を世界に紹介する機会を持つプラットフォームとして成長し、今では毎日新しい本がサイトにアップロードされています。簡単な無料登録でサイト内のすべての本がダウンロードできるようになります。




20. ストーリーライン・オンライン(Storyline Online)|有名俳優の朗読で名作を味わう


ストーリーライン・オンライン


ストーリーライン・オンラインは数々の賞を受賞した子供向けリテラシーサイトです。有名俳優や著名人たちの絵本の朗読が動画配信されています。ストーリーライン・オンラインは、SAG-AFTRA財団のプログラムです。この財団は非営利団体であり、すべてのビデオの制作費用は寄付金や助成金によって賄われています。


視聴者を物語に引き込む有名俳優の朗読、創造的に制作された動くイラスト、BGMや効果音で英語絵本の名作が魅力的に演出されています。大人でも楽しめますョ。




21. ストーリー・ビー(Story Bee)|プロのストーリーテラーが朗読、かけ流しにも最適


ストーリー・ビー


プロのストーリーテラーが素晴らしい物語を紡いでくれます。作品は対象年齢別に分けられています。物語のタイトルをクリックすると、朗読が再生されます。朗読された音声のみでイラストもテキストもありませんので、ひたすら聴くのみです。ヒアリングの練習になりますし、英語のかけ流しにも最適です。




まとめ:バイリンガル教育の無料素材はネットで探せば沢山見つかる



バイリンガル教育はお金をかけようと思えば、いくらでも高額なサービスや教材があります。しかしまた、親の工夫と努力次第であまりお金をかけずに子供の英語教育をすることも可能です。ともすると日本社会の中では育児さえファッション性が強くなり、「バイリンガル教育しているあのママ友ももっているんだから、うちも買わないと」なんてことになりかねません。子供の教育は二十年の計ですから、途中で失速しないためにも、くれぐれも計画的に。今回のこの無料で読める英語絵本の記事が少しでもみなさんのバイリンガル育児にお役に立てれば幸いです。


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



バイリンガル子育てについては、こんな記事も書きました。

≫ 【完全無料】家庭で学べる子供の英語教材5選と使い方

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