「社会人になってから、急に仕事で英語が必要になった」
そんなことってありますよね。
僕もはじめて就職した会社が、社内どこでも英語だらけで困った経験があります。
そのほかにも、「英語を使って何か副業がしたい」「海外旅行でもっと楽しみたい」「英語を習得してから海外移住したい」など、大人になってから英語の勉強をやり直す理由はさまざまです。
でも、社会人にはどんな学習方法が適しているのでしょうか?
目的や目標を立てずに、ただやみくもに学習をはじめても学生時代の二の舞になってしまいます。使えない英語では時間の無駄ですよね。
この記事では、仕事をしながらでも無理なくできる、社会人のための英語の勉強法を28年間英語を仕事に暮らしているシロが、くわしく解説します。
4分で読めますョ。
社会人になってからの英語やり直し学習方法を解説
英語ができることでのメリットは予想以上に大きいです。
ですが、大人になってから英語をやり直し学習するなら、大人なりの方法があります。
予算があるなら、しっかりしたプログラムをもった有料の学習サービスを利用するのも早道ですし、モチベーションの維持にも一役買ってくれます(誰でも使ったお金の分は利益を回収したくなります)。
お金をかけずに独学ですすみたいなら、またそれなりの学習方法があります。
それには「継続」の強い意志と、しっかりとした学習計画を自分で立てる必要があります。
予算と自分のスタイルにあった学習方法
社会人になってからの英語の勉強といっても、その目的も予算も、どれぐらい学習に時間をつかえるかも、ひとそれぞれでしょう。
まずは自分の条件にマッチした方法、自分のスタイルにあった学習方法を見つけだすことです。
では、つぎは、それぞれの英語の学習目的と予算に合った勉強の方法を解説します。どのような選択肢があるのか見ていきましょう。
①オンライン英会話
オンライン英会話は費用はかかりますが、パソコンや場合によってはスマホさえあれば自宅ではじめられる英語の学習方法です。
オンライン英会話は、こんな人に向いています。
- とにかくまずは英会話を上達させたい
- 独学では何から始めればいいのか分からない
- 若い人に交じっての教室でのグループレッスンでは恥ずかしい
- 家の近くには英語教室が見当たらないし、通うのは面倒
- 身体が不自由なので自宅で勉強したい
オンライン英会話に関連した記事なら、こちらもどうぞ。
≫ 現役翻訳者の僕がおすすめのオンライン英会話5選|徹底比較
②オンサイトなら地域の英会話教室
オンサイトとは実際に教室に通って先生と対面で学習することです。
こちらも費用がかかりますが、人との交流の機会を増やすことができます。
オンサイト英会話教室は、こんな人に向いています。
- 課題を与えられないと自分では勉強できそうにない
- グループのほうが楽しくて良さそう
- 近くに英会話教室があるので、まずはそこで試したい
③英会話アプリで気軽に英語の勉強
すきま時間に気軽に勉強できるのが英会話のスマホアプリです。ダウンロード費用だけのもの、月額料金がかかるものなど、さまざまなアプリがでています。
英会話アプリは、こんな人に向いています。
- 海外旅行前に英語をちょっと勉強して、滞在中もっと楽しみたい
- 急に決まった海外出張まえに、最低限の英会話を覚えておきたい
- 通勤時間を有効に使って英語を勉強したい
- 家事や子育ての合い間に学習したい
③予算が限られているならNHK教材や独学で中高英語学び直しもあり
学習にあてる予算が限られているなら、まずはできることから始める手もあります。NHK教材や書店で英語学習の教材を購入して独学します。
こんな人に向いています。
- 予算がないけど、とにかく英語を学習したい
- 学習のモチベーションは維持できる自信がある
- これまでにも独学で達成できたものがある
④答え合わせできる英字新聞を翻訳してみる
これも独学ですが、翻訳者を目指したい人の勉強方法のひとつです。
無料・有料の英字新聞ニュースのウェブサイトがあります。
日本語訳のものが同時に載せられているサイトを使って、まずは自分で英字ニュースを翻訳し、そのあとで同じニュースの日本語訳をみて、自分の翻訳文を答え合わせしてみます。和英翻訳の場合はその反対の勉強方法です。
コツコツと地道な作業ですが、翻訳は職人技。続ければ翻訳能力が上達します。
こんな人に向いています。
- 英会話には関心ないが、翻訳はやってみたい
- 翻訳学校へ行く予算がない
- いずれは翻訳で副収入を得たい
⑤海外小説好きなら洋書原本と日本語訳を買って自分で翻訳してみる
洋書の原本から日本語に翻訳してみて、あとて日本語訳されたもので答え合わせします。
日本語訳はプロの翻訳家たちが翻訳したお手本です。英語の原本を読みやすい日本語にする工夫を学ぶことができます。そして、美しい日本語に翻訳するには、日本語能力を高めることも重要です。
また翻訳者によっても、そのスタイルはさまざまで、あなたのスタイルを見つけるのにも役立つでしょう。ただし、小説などの翻訳家になるのは、かなりハードルが高いことは、承知しておいてください。
⑥自治体の交流サークルに入ってみる
都市部の自治体によっては、地域に在住する外国人とふれあうためのサークルがあったりします。関心があったら、自治体に問い合わせてみてください。
僕もそういったサークルに入って、週末のイベントなどに参加し、英会話の機会をつくっていた時期がありました。
外国人とのリアル交流で、英会話をスキルアップしていきたい人に向いています。
⑦ボランティア活動、役所でガイド、病院でガイド
日本語が苦手な外国人をお手伝いするボランティアです。
観光地の無料ガイドや役所での手続きのお手伝い、病院での手続きや診療時の通訳などがあります。地域の自治体で募集していることがあります。
英会話の学習がすすんだら、実地で試して、さらにスキルアップを目指したい人に向いています。ボランティアをきっかけにネイティブスピーカーとお友達になれるかもしれません。
⑧通信制大学や短大に入学
しっかりと基礎から英語全般を学習し直したい人。資格や学位として勉強の成果を残したい人なら通信制の大学や短大に入学する方法もあります。
費用もかかりますし、課題も多く出されるので、勉強時間のやりくりができる人、本格的に英語をやり直したい人に向いています。
⑨経済的余裕があるなら海外留学もあり
ある程度の期間の休みが取れて、予算に余裕があるのなら、海外への短期語学留学という手もあります。
英語は継続することが上達のコツですから、短期留学だけで英語がペラペラになれると考えるのは早計です。
しかし、日常会話がほどほどにできる程度に英語の学習が進んだら、区切りのひとつとして挑戦するのもよいでしょう。
英語の環境にどっぷりと浸かることで、その先の英語学習の刺激になるはずです。
僕もかつてイギリスへ語学留学して、留学ならではの貴重な経験をいろいろとすることができました。
⑩マンツーマン英会話がおすすめ
英語の学習方法にはさまざまなものがありますが、僕の経験から考えると、独学での英会話の上達は難しい、と言わざるを得ません。
言語はコミュニケーションの手段ですから、相手がいなくてはなかなか上達できません。その逆に、話す相手さえいれば赤ちゃんでも言葉を覚えるのです。
僕がおすすめするのは、マンツーマンで集中的に教えてくれるオンライン英会話です。
限られた時間で上達をはやめるためには効率の良い学習をする必要があります。それには、やはり集中的な学習方法です。
マンツーマンならグループレッスンよりも発言の機会を大幅に増やすことができますし、若者に混じっての勉強は恥ずかしいという人にも合っていますね。
僕も英会話はマンツーマンで集中的に練習して、リスニングとスピーキングを覚えることができました。
そこから、英語でのグループ交流や英文読解力、ライティングと少しずつ自分の守備範囲を広げて、いまではかれこれ28年、英語を仕事にして暮らしています。今では世界中に友達をもつことができ、世界のあらゆる国からお仕事を受注しています。
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≫ 現役翻訳者の僕がおすすめのオンライン英会話5選|徹底比較
まとめ:英語ひとつであなたの世界が広がります
もちろん、ここでご紹介した英語の学習方法は、数あるなかでのほんの一部であり、このほかにもお金をかけて勉強する方法、独学の方法、いずれにしてもたくさんあります。
社会人はなかなか自分の勉強に時間を割くことも難しいですが、そこは計画と工夫、集中でカバーすれば、はやく上達することもできます。
思い立ったが吉日です。
数年後には、英語が、あなたの可能性とあなたの世界を限りなく広げてくれるすばらしいツールとなってくれているはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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