なぜ、おなじ人間なのにお金持ちはいつでもあり余るほどのお金があって、貧乏人はいつもお金の心配をしているのか?
お金持ちには、貧乏人にはない真逆の思考方法があります。でも、そんな素晴らしい思考方法があるのに、なぜ学校で教えてくれなかったのでしょう?
これはもちろん学校では教えてくれませんし、サラリーマン家庭に育った人なら、親から教わることもないでしょう。でも、何百年も前から商人と呼ばれた人たちなら、ふつうに知っていた常識でもあるのです。
お金を稼ぐ方法、お金を増やす方法は世の中に星の数ほどありますが、この思考方法を持たなければ何一つ成功させることはできないでしょう。お金を増やすには、それほどキホン中の基本とされる考え方です。
それでは、誰でも最短最速でお金を増やす方法について解説します。
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読めば、もしかしたら人生変わるかも...
最短最速で本気でお金を増やす方法
まずはじめに、この記事では、お金を増やす具体的な方法についての紹介はありません。
たとえば、今なら「せどり」がいいとか、「ドロップシッピング」がいいとか、「外貨預金」がいいとか、「ビットコイン」だとか、そういったお金の稼ぎ方は時代ごとに移り変わり、流行り廃りがあります。その波に乗らなければ、すでに稼げなくなっている手法かもしれません。
しかし、本気でお金を増やしたいなら、それよりももっと普遍的で重要な法則があります。
結論から言いますと、お金を増やすために忘れてはいけないことはふたつの段階に区別できます。第一段階には三つのステップがあり、第二段階には三つの法則があります。
①第一段階:元金をつくる
第一段階で必要な三つのステップが「節約」「貯蓄」「投資」です。
「なんだ、そんなこと誰でも知ってる」などと言わずに、もうすこし読み進めてください。
なぜこの第一段階が必要なのか?
もしあなたが、じゅうぶんな資本をもっているなら、ここは読み飛ばしてかまいません。
でも、この記事を読んでいるということは、おそらくお金に困っているからではないのでしょうか?だとしたら、まずはお金を増やすための「お金」、運用するための元金、タネ金が要りますよね。
【節約ステップ】
元金をつくるためには、あなたのお財布から、どうにかしてお金をひねり出さなければなりません。それには、収入を上げるか、それとも節約するかのいずれかの方法があります。
どちらも同じ効果があります。月給30万円を40万円にするか、月給30万円のままで、10万円を節約するか、どちらも10万円をひねり出すことになりますね?
どちらでもかまいませんので、この段階では元金をつくりだすことに専心してください。
もちろん、リスクゼロの副業などがあれば、それに打ち込んでもかまいません。
【貯蓄ステップ】
なんとかひねり出した生活費からの余剰金はすべて貯蓄に回します。
現在の日本の金利では、預金してもほとんど利息もつきませんが、ひたすら貯蓄しましょう。
お金を増やすための、元の「お金」ができるまで貯蓄を続けます。
【投資ステップ】
めでたく元金をつくることができたら、つぎはその元金を増やすための投資ステップに入ります。
これで、ようやくお金を増やす段階まできました。
世の中にはさまざまな投資の仕方がありますが、ここでは具体的な投資対象の話はしません。あくまで思考方法のトレーニングです。
まずは自分がこれから取り組む投資の対象を見つけます。
よく聞く株式投資やFX、投資信託など他にも数多くの投資の方法があります。事業へ投資するのももちろん選択肢に入ります。勉強したうえで、よく吟味して自分にあった投資方法を決めましょう。
投資対象が決まったら、つぎの段階へ進みます。
②第二段階:お金を増やす
本気で最短最速でお金を増やす方法などと銘打って、この記事を書いていますが、じつは投資の正攻法はそんな安易な話ではありません。
ほとんどの大物投資家たちもこの方法にたがうような投資の手法は使いません。成功者ほどもっとも堅実な道を歩んでいるのです。
投資のためのこのパワフルな三つの成功法則は、のちほど詳しく解説しますので、ここでは簡単に見てゆきます。
【複利】
投資で得た利益を再投資する手法です。
はじめは単利との違いが見えづらいが、ある時点でブレイクスルーすると、指数関数的に資産が増えてゆきます。
スノーボール(雪だるま)手法ともいわれています。
【レバレッジ】
日本語で「てこの原理」を意味します。
「てこ」とは小さな力で大きな力を生みだすものですから、これを投資に置き換えると「少ない資本で大きな投資効果を生みだす」手法ということになります。
【横展開】
再現性のある投資案件の単位を増やしたり、地域を拡張したり、ジャンルを拡大するなど、水平方向へ展開して増益を図ることです。水平展開とも言われています。
これだけの説明では分かりづらいと思いますので、のちほど簡単な例を使って詳しく解説します。
貧乏人はお金の稼ぎ方を考えて、お金持ちはお金の増やし方を考える
「何でもいいからお金をいっぱい稼げる方法を知りたい」なんて思っていますか?
お金は働けば稼げます。もっと給料の高い仕事に転職することもできます。
でも、働くだけでは収入を上げるのに限界があります。能力を上げれば自分の報酬単価(時給)もあげられますが、それでも人は24時間は働けませんから、どうしても上限があるのです。
特殊な職業、たとえば最先端の技術を使った外科手術ができる医師とか、有名俳優や芸能人などは、ふつうの職業に比べ高い報酬を得ることができますが、誰でもできることではないので、高報酬なのです。
つまり、労働(自分の自由と時間、能力、エネルギー)を提供して、その対価として報酬を得る方法では限界があるのですね。
いっぽうで、お金持ちの人たちは「どうやったら、自分が寝ててもお金を増やせるか」ということを考えます。
もちろん、投資家だって何もしないわけではありません。投資対象について情報を収集したり、手法を研究したり、猛勉強しているはずです。資産管理もしなければなりません。
しかし、投資家はそれらに費やした自分のエネルギーの対価として、誰かから報酬を受け取ることはありません。その代わりに投資利益として報酬以上の見返りを受けることができるのです。
ふつうの人は仕事をしてお金を稼ぎ、お金持ちは、お金に仕事をさせてお金を増やします。
いつもこの思考方法を頭から切り離さないでください。
貧乏人は負債を買って、お金持ちは資産を買う
もうひとつ、いつまでたってもお金が増やせない人と、お金持ちとの違いをご紹介します。
それは、お金の使い方です。
お金を増やせない人はいつでも負債を買い、お金持ちは資産を買います。
負債とは借金のことですが、ここでは財布からでて二度と戻ってこない買い物を指します。
例えばこんなものです:
【負債】
- 高級レストランでの食事
- 高級時計を買う
- 宝飾品を買う
- ブランド品を買う
- 着物・高級衣服を買う
- ペットを飼う
- 贅沢旅行に行く
- 電化製品・家具を買う
- PC・スマホを買う
- マイカーを買う
- マイホームを買う
- ゴルフ会員権
- ヨット・クルーザーを買う
なかには運が良かったり、手法によっては買った時より高く売れるものがあるかもしれませんが、基本的にはこれらは利益を生みださずに、買ったとたんに価値がなくなったり、年々価値が下がってゆくものです。維持費がかかるものなら、さらに定期的に財布からお金が出てゆきます。
嘘だと思ったら、いちど家の中にある価値のありそうなモノの買取見積もりを取ってみてください。おそらくほとんどのものが二束三文にしかならないでしょう。高く買ったダイヤモンドの指輪さえ値段がつかないこともあります。買ってもらえるのは金・銀製品ぐらいです。
マイカーやマイホームをローンで買うなら、買ったものも負債なら、買うために組んだローンも利子付きで返済せねばならず、ダブルの負債となります。これではお金は増えません。
ちなみに僕は生まれてこの方、ローンでモノを買ったことがありません。自動車も土地も家も一括現金で購入してきました。
さらに、お金が増えない人の買い物で多いのは、家の中の雑貨です。
バーゲンで安かったからとか、特売だったからとか、さして必要でもないもの、買ったけど一度も使っていないものなど、あなたの周りにはありませんか?狭い家の中に無用にモノがたくさんあるのは、お金が増えない家の典型的な例です。
ではお金持ちはどんなものを買うのでしょうか?
つぎはお金持ちの買い物です:
【資産】
- 株式を買う
- 投資信託を買う
- 長期定期預金を買う
- 金(Gold)を買う
- 不動産を買う
- 優良ブログ・サイトを買う
- 事業に投資する
お金持ちは、財布から出て行っても、大きくなってまた戻ってくるものを買います。
不動産とは自分の住むための家ではなくて、土地価格の上昇が見込める土地であったり、賃貸収益の見込めるアパートやマンションのことです。
またこの中には、投資のための借金も入ります。「借金は負債じゃないの?」といいたくなるでしょうが、リターンを見込める投資のための借入金は、あとで紹介するレバレッジの手法で使われ、「最短最速」に必須のものです。
マイホームやマイカーといった負債のための借金とは用途が違うことを覚えておいてください。
もちろんここでお話ししているのは、経理の概念とは異なりますので注意してください。あくまで、お金を増やすための思考方法としてお話ししています。
最速でお金を増やすなら、キャンディー売りの少年を見習え!【キホン中の基本】
日本では見かけることはありませんが、海外の途上国へ出かけると、今でも、道端でモノ売りをしている子供たちを見かけます。さまざまな事情があるのでしょうが、もっとも多いのが、少しでも家計を助けるために働いているのでしょう。
ここでは、キャンディー売りの少年を例えとして、これまでの話を解説して見ます。
ふたりの少年がキャンディーを売って小遣い稼ぎすることにしました。10円の元金で買ったキャンディーを道端で20円で売る仕事です。
少年Aは毎日の売り上げすべてをキャンディーの仕入れに使い、つぎの日も売るという方法を1カ月続けることに決め、もうひとりの少年Bは儲けの10円は家に持ち帰って家族で使うことにしました。
さて、1カ月後にはこの二人の少年の小遣いはどれだけ増えたでしょうか?
1カ月後の少年Aの小遣い:100億円
1カ月後の少年Bの小遣い:10円
嘘だと思ったら、電卓でも表計算ソフトを使ってでもご自分で計算してみてください。
少年Bはつぎの日の仕入れ分の資金だけ残して、毎日の儲けを使ってしまっていたので、1カ月後もおなじく10円しか残っていないのは分かりますね。
しかし、少年Aのほうは、にわかには信じられないかもしれません。
たった10円の元金が1か月後に100億円になるのです。
現実には一日で100億円分のキャンディーを少年一人で売ることは不可能ですから、もちろん、これはあくまで計算上の話です。
①お金を増やす複利の威力
少年Aが1カ月で10円を100億円にしたのは、まさに複利の威力なのです。儲けたお金を使ってしまわずに再投資して資本を増やし、ビジネスを大きくしていった結果です。
図を見てのとおり、はじめはダラダラと資本がなかなか増えない時期が続きますが、あるときを境にして資本が指数関数的に増大します。これがブレイクスルーです。
②お金を増やすレバレッジの威力
ではもし、少年Aが資本金10円からはじめずに、親から40円を借りて、資本金50円でこの仕事をはじめていたら、どうなっていたでしょう?
1カ月後の少年Aの小遣い:540億円
どうでしょうか?資本金10円で始めたときよりも、440億円も利益が増えました。
たった40円の差が、恐ろしいほどの差になりましたね。これがレバレッジの威力です。
必ず利益がでると実証済みの投資案件であれば、銀行から融資を受けるなどしてレバレッジをかければ、利益が短期間で何十倍にも増大します。これこそ最短最速でお金を増やす方法です。
実際の投資では銀行の借入金や信用取引、先物取引などがあります。海外FXなどでは証拠金を入れて800倍のレバレッジ(10万円の証拠金で8千万円相当の取引ができる)を利かせることもできますが、負けたときの損失も同じだけ大きくなります。
ですから、必ず利益がでると実証済みで再現性のある投資案件というのが秘訣になるのです。
③お金を増やす横展開の威力
さきほども述べたように、少年Aの投資方法は計算上の話で、実際には少年一人で100億円や540億円分のキャンディーを道端で売ることは不可能です。
では、友達を集めて仕事を手伝ってもらったらどうでしょうか?
少年Aは友達たちに商品であるキャンディーを預けて、それを売ってもらい、儲けの半分(キャンディー1個につき5円)を友達に支払うというのはどうでしょう?これならまだ現実的ですね。
ついでに資本金も親から1万円借りてレバレッジを利かせましょう。
1カ月後の少年Aの小遣い:19億円
540億円と比べると、かなり利益が減りましたが、それでも1万円の資本金で1カ月稼働して19億円です。
これが事業の横展開です。利益が出ると実証できた事業の手法をコピーして増やしていけば、収益はその分だけ増やすことができます。
少年Aは収益のあがるビジネスモデルを発見して、それが機能するシステムをつくり、友達に協力してもらい横展開ました。これが投資家の仕事です。
いまでは少年Aはキャンディー売りの仕事はすべて友達たちに任せて、家でお金を数えているだけです。これが寝ながらお金を増やす方法です。ただし、ひとりがキャンディー10個を一日で売ったとして、少年Aには1200万人の友達がいる必要がありますが(笑)。
実際の横展開は、フランチャイズ店やブランド店などがあります。
ブログ作成なら、もし50記事で月5万円を稼ぐ方法を見出したのなら、それと同じようにして別のテーマのブログをつくればよいのです。3カ月でブログひとつ作るとして、2年半で10個のブログができ、月50万円の収益を得ることができます。
これも利益実証済みの案件を再現しながら横展開する例です。
このように「複利」「レバレッジ」「横展開」の概念させ掴んでしまえば、どのような投資案件にでも応用することができます。
ブレイクスルーポイントを待つのがお金を増やす最短の方法
お金を増やすには、結局のところブレイクスルーポイントをじっと待つというのが、最短で最速な方法だと言えます。
もちろん他にもっと最速な方法だとうたわれている投資方法は世の中に沢山ありますが、そういった方法はつねにリスクと背中合わせのものが多く、お勧めできません。
①ブレイクスルーがくるまではサンダル履きでいろ!
僕の知り合いで、ふたつのホテルを経営し、タクシーを200台もっている若者がいますが、彼はいまでもサンダル履きで白い無地のTシャツ姿です。
余計なものには一切お金を使わない主義を貫いているのがその身なりからもうかがえます。
これまでにこういった人を結構見かけてきました。服に気を使わないためにいつも黒のポロシャツに黒のジーンズという人も確かいましたね。
同じ真似をするようにとは言いませんが、ちょっとお金が稼げるようになると、ブレイクスルーがくるまえに、もう消費に走ってしまう人がいますので、気をつけましょう。
人は消費に走り、いったん贅沢を覚えてしまうと、それがエスカレートし、なかなか元に戻るのは難しいものです。そうすると、ブレイクスルーを見ることなく、終わってしまうかも知れません。
②貧乏人は財布の中身を心配し、お金持ちは財布から溢れたお金を使う
大抵の人は、いつも財布の中身を考えながら、お金を使います。ブレイクスルーを迎えたお金持ちは、資本には絶対に手をつけることなく、財布から溢れたお金だけを自由に使います。
だから、いくらお金を使っても、自分のお金がお金を生み続けるのです。
失敗のリスクか成功のチャンスか?お金を増やすのならどっちを取る?
それでも、リスクを恐れて投資に躊躇する人は大勢います。でも、その恐れはどこからくるのでしょうか?大抵の場合は、勉強不足からくる恐れです。よく知りもしないのに投資をすれば失敗するのは当たり前です。
リスクを最小限に抑えるには、勉強と実証しかありません。ちいさなロットで試験運用して、利益が実証できたら、ロットを大きくしてゆけばリスクを抑えることができます。
何もしないリスクは人生でもっとも大きなリスクなのではないでしょうか?
失敗のリスクが成功のチャンスか?あなたはどちらを取りますか?
まとめ:誰だって自由な人生は手に入れられる
お金を増やすのには、何も特別な才能はいりません。優秀な医者になったり、有名俳優になるより、よほど間口は広いはずです。
僕はいちど、山から下りてきて民族衣装を着たままの田舎のおばさんが、ジュラルミンのケースに入った現金をかかえて中古車の販売をしているのを海外で見たことがあります。
何百台も取り扱っていたので、取引高は億単位でしょう。MBAがなんだかも知らないそんな田舎のおばさんでも、この投資の法則をちゃんと肌感覚で心得ていてビジネスをしていました。
ですから、お金を増やすのに資格はいりません。誰だって自由な人生を手に入れることはできるのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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